お互いの関係性が苦しくて、もう別れたいと思っているはずなのに、
いざ別れようと思うと、相手の良いところばかり目についてしまったり、
幸せだった時の思い出ばかり思い出されて後ろ髪を引かれるという思いに、
苦しんでいる方も少なくないかも知れませんね。
一緒に居るのがもう苦しいということは、十分わかっているのに、
どうして離れられないのでしょうか?と
涙ながらにご相談にいらっしゃるお客様は多いです。
それだけの2人の関係性があったし、よい思い出もあったのだと思います。
そう簡単に割り切れるものではありません。
はじまりは、
好きだと思った、素敵だと思った気持ちからだったはずですし、
幸せな時間があったのも事実ではないかと思います。
日々のモラハラ環境の中で、
こういった事実と向き合う時間というのはなかなか取れないかも知れません。
ですが、今一度立ち止まって事実を確認する時間を作ってください。
人はどうしても現状維持したいと思う力の方が大きくはたらいてしまうものです。
ですから、あえてそうではない事実とは向き合いたくないと思ってしまいます。
そのままずるずると時間だけ過ぎてしまい、
過ぎてしまった時間が長くなればなるほど、状況というのは追い込まれていきます。
もしも、”今”
この記事が少しでも目に留まったのであれば、
今、向き合ってみてください。
- ずっと一緒に居たい
- よい関係で居たい
という思いがあったからこそ、
その願いを叶えられなかったという現実を向き合っていくのは、
とても苦しいことでもあります。
「別れた方がいいのは、十分わかってる。
だけど、別れてしまったら、これまでの私を全て否定してしまうようで苦しいです。」
こうお話される方もいらっしゃいます。
とっても、苦しいですよね。
ですが、これまでのあなたを否定をする必要はありません。
よい思い出は大切にしておいていいのです。
”幸せな時期もあった”
これもまた、事実です。
ピークエンドの法則というものがあります。
名前のままですが、「ピーク」と「エンド」の経験が一連の一生を大きく左右するという法則です。
一緒にいて、楽しかった、嬉しかった、満たされた、幸せだった
という瞬間をピークと感じていた場合、
その時のよい思い出ばかりが、印象づいて、まるでそれが全てだったかのように感じてしまうのです。
- もしかして、本当はいい人だったのではないか。
- 私が悪いからこうなってしまったのではないか。
- 私がもっとこうしていたら、こんなことにはならなかったのではないか。
- もしかしたら、今後はうまくやっていけるのかも知れない。
- 本当はこんな人じゃない。
- 優しい一面もある。
- 厳しいのは私のためを思ってこそ。
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